健康よもやまばなし

一本の音楽

だいぶ前になりますが、我が青春時代に一世を風靡したミュージシャン、村田和人さんが亡くなられました。このところ、この人を含め、私の心のヒーローと言える人々(ヨハン・クライフやグレン・フライなどなど)が次々とこの世を去り、寂しい限りです。

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彼は、今でこそその名前を聞かなくなりましたが、私が大学生だった1980年代の一時期、かなり流行っていました。CMソングにも多数採用されていたような気がします。

当時「ニューミュージック」と呼ばれ、それまでの歌謡曲と一線を画した音楽の旗手の一人でした。曲も、大学を出てこれから本物の大人になっていく過程で、現実を取るのか、夢を追いかけるのかという葛藤が歌われたものが多く、丁度、私たち世代の心持と合致したんでしょうね?

私は一度だけ、生身の彼を見たことがあります。それは、山下達郎さんのコンサートで、彼はバックシンガーをつとめていました。当時、人気絶頂だった彼を、バックシンガーに起用できる山下達郎さんはさすが凄いなぁ!と感心していた記憶があります。

正直なところ、CDを今聞いても、全然古臭さを感じません。今で言う「J-POP」の礎は彼らが築いたと言っても過言ではないでしょう。

ちなみに、「一本の音楽」というのは、当時、みんなレコードからダビングしてカセットテープで聞いていたということです。たしかこの曲はマクセルかどっかのCMソングだったと思います。

感謝と追悼を込めて。。。

※画像のもう一枚、安部恭弘さんの話はまた今度。。。

2016年4月12日