健康よもやまばなし

「上海福喜食品」報道に思う②

今回の一件で、買手側の大手飲食チェーンの対応といいますか、混乱ぶりも印象的でしたね。当該メーカーからの供給を止めましたとか、問題の製品がうちに入ってきている証拠はない!的な発言、タイ産に変更しました!などなど。販売を継続させるための手前味噌な発表に終始しました。

けれども、消費者が求めているのはそういうことではなく、まずは正確な事実関係の公表であり、その後の再発防止策ではないのでしょうか?自分のところ目線のリリースは逆にお客さんの不信感を煽ることになりかねません。どんな商売でもそうですが、一度失った信用は、回復がどれほど難しいか。。。

私たちも被害者なのです!的な発言も見受けられましたが、そんなことが顧客に通用するとでも??そもそも、あなたたちが製造者に対して高圧的に価格や数量の調整を迫るからこういうことが起こるんでは?いまどき不正で、下手をすれば会社がなくなってしまうようなご時世ですので、まして大手なのにちょっと時代錯誤的ですよね。

期限改竄は絶対にあってはならないのですが、一方で食品廃棄の問題も非常に気になるところです。それこそ中国なんかの新興国の人々が、朝昼晩、満足に食事をするようになると、いずれ食品のショート(不足)が起こるのは目に見えていますよね?ですからもちろん安全安心が最優先ですが、闇雲に意味もなくそのハードルが上がっていくと、いつかひもじい思いをするようになるんじゃないかと心配です。

<続く>

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2014年8月 1日