健康よもやまばなし

読書感想文「永遠の0」

昨日、読んでいた百田尚樹氏の「永遠の0」を読み終えました。
久々に手に取った本でしたが、非常に読みやすく、また大変おもしろかったと思います。
読み終えて、私が感じたことは、失くしてしまった「日本人らしさ」ということでした。

主人公の祖父である宮部少尉は特攻隊員として戦死するのですが、彼の人格というか人柄は、日本人のあるべき姿を象徴しているように思えました。

彼は生きていくために軍隊へ志願するのですが、自分の厳しい境遇に不平不満を言わず、、心から家族を愛し、周囲の人たちを慮り、誰に対しても丁寧に話し、人知れず努力を重ねパイロットとして一流となりながら高慢にはならず、陰口にもうろたえず、自分の正義を貫き、それでも粛々と任務を遂行するという、謙虚で一本筋の通った男とでも言うのでしょうか?まさに「日本男児」と呼ぶのに相応しい男でした。戦時中はこう言う方々がたくさんいらっしゃったのかもしれません。

もちろんフィクションで、実在したわけではないのでしょうが、そういう生き様は少しでも見習わなくてはと感じました。とかく現代は平和すぎていやでも「平和ボケ」になります。世の中、拝金主義や無責任、無気力が蔓延していますが、いざという時に人間の器量が試されるということを肝に銘じておかないといけませんね。。。


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2013年6月19日