健康よもやまばなし

コラーゲンの話⑭

【コラーゲン 医療への期待】その1

●床ずれの改善

超高齢化社会の日本では、褥瘡(床ずれ)が深刻な問題です。これは、ご承知の通り、寝たきりで皮膚細胞に酸素や栄養素を届けられないために起こります。ある臨床試験で、コラーゲンペプチドを1日10g、16週にわたり摂取したところ、摂取しなかった群と比較して傷の大きさと進行において、明らかな改善がみられたそうです。これは、コラーゲンペプチドが皮膚再生に関わる酵素を増加させ、ヒアルロン酸やコラーゲンを産出する線維芽細胞を活性化、皮膚の再生を促進したと考えれれています。

●歯周病改善

あるマウス実験でコラーゲンペプチドを3週間与えたところ、歯の土台となる歯槽骨を含む顎の骨を保護する作用が確認されたそうです。これはすなわち、骨の代謝と同じメカニズムが顎の骨にも起こることを意味します。結果、歯茎が強くなるのみならず、土台を適正化しインプラントなどの処置ができやすくなると期待されているようです。

<続く>

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2013年5月17日