健康よもやまばなし

コラーゲン~「骨コラーゲン」

コラーゲンと言うと、皆さん「プルプル肌」を連想されると思います。確かに、コラーゲンは美肌には欠かせないものかもしれませんが、体内でもうひとつ非常に大切なパーツにコラーゲンは存在しています。そう、コラーゲンは人間の「骨」の重要な構成要素です。

一般に、人間の骨は体重の15~20%を占めています。そのうち、カルシウムなどのミネラル分が80%、コラーゲンなどのたんぱく質類が20%だそうです。そう聞くと「ああ、やっぱりカルシウムを摂らなくちゃ・・・」ということになりますが、前述の比率は重量比であって、体積比で言うと50:50になるんだそうです。イメージで言うと、骨の中のコラーゲンなどの骨組みのまわりをカルシウムなどが覆っているんだそうです。

近年、「骨粗鬆症」が女性を中心にクローズアップされています。一般的に「骨粗鬆症」は骨中のミネラル不足によって引きこされると考えられていますが、最近の研究では骨の骨格であるコラーゲン繊維に問題があるケースも報告されているそうです。

ひとつ、注意しなくてはならないのは、コラーゲンの経口摂取、即強い骨ができると言うわけではないことです。食べたコラーゲンは一部が骨の材料となるとお考えください。

強い骨格を作るには・・・適度の運動、適度のミネラル、適度のビタミンB群とコラーゲン。

2010年8月11日